シアターDAC第22回公演『くもの糸』なんて……。1幕@桶川市民ホール

後輩が招待券を送ってくれたので行ってきました。ほんとにどうもありがとう!>Nちゃん
芥川龍之介の「くもの糸」を題材にしてるというか、わりとそのまんま。
お釈迦様の気まぐれでカンダダにくもの糸をおろして…ってやつ。
ただ、地獄にいる人たちが「くもの糸」の結末を知っているんですよ。
最初は元祖くもの糸と同じ展開になると思われたんですが、
最後はみんなでカンダダを天国に送り出してやろうじゃないかということになり、
そんな地獄の仲間の優しさに、カンダダは天国よりも地獄がいいと言って残りました。
地獄なのに天国みたいな雰囲気になってた。
こうして書くとなんか短いな。1時間半くらいあったんですが…。
意図したものかどうかは別として、随所に笑える場面があって面白かったです。
出演者がみんなで叫んだり、踊ったりしている時は、
自分も一緒になって踊りたくなる衝動をこらえるのに必死でした。
でも一緒に行った人は、そんな俺の心のうちを見抜いていたようです(笑)
あー、ひとつ不思議だったのは、地獄にいる人たちはみんな服がボロボロなのに、
なぜか看護婦*1だけは真っ白で綺麗な白衣?を着ていたこと。
注射器も持っていたし、地獄にそんな物資があるのか、はたまた必要なのかギモーン。
そもそも看護婦の存在ってあの舞台でどういう役割を持っていたのかわからなかった。
誰か教えて…_| ̄|○

*1:今は看護師と呼ぶのが正しいのでしょうが、パンフにそう表記されてます